逆子(さかご・骨盤位)とは? 原因は? 種類は? 直す方法は? 出産方法は? リスクは?

   逆子(骨盤位)についてちょっとまとめてみました


骨盤位(逆子・さかご)とは?

通常、胎児はお母さんの子宮の中で、頭を下にした姿勢をとります。それが、何らかの原因で頭が下にない状態になってしまった時、「骨盤位」といいます。

 

骨盤位の種類もいろいろです

以下は一例です。

殿位・・・お尻を下に向けた姿勢のことです。足は上に伸ばした状態だったり、体育座りのように曲げていたりします。

足位・・・足が一番下に来ている状態です。片足のことも、両足のこともあります。

横位・・・横に寝ているような体勢です。

 

原因は?

子宮の奇形、羊水過多、多胎など、いくつかあるそうですが、不明な場合が多いです。
「なんで?なんで?」と悩むよりは、「この子はこの体勢が心地いいのね〜」といった開き直りができるといいけど(^^;)

 

骨盤位を直す方法は?

逆子体操、外回転術、鍼灸など、いくつかあります。
場合によってはリスクもありますし、直る確率もまちまちです。医師とよく相談してください。
ちなみに体操や鍼灸はしてもしなくても直る確率に差がない、という医師もいらっしゃるようです。早産気味など、これらをやるべきではない場合もあります。
外回転は直る確率も上がりますが、早期胎盤剥離や早産などのリスクがあります。私個人的には助産院ではなく、緊急対応のできる病院でやるべきだと思います。


安全で、結構効果的なのは「言い聞かせ」らしいです(^^) おなかの赤ちゃんに「頭はこっちよ〜、くるんってしてごらん」などと話しかけるんです。

 

なぜ骨盤位は危険なの?

赤ちゃんは頭が一番大きいんです。だから、出産の時に一番大きな頭で産道をこじ開けてしまえばあとは出てきやすいんです。
でも、骨盤位は頭が最後に来てしまうので、途中で頭が引っかかってしまうことがあります。そうなると難産になり、脳に酸素が行かないので新生児仮死により障害が残ったり、死亡してしまうことだってあるのです。

また、足位の場合は破水しやすいという危険性もあります。

 

骨盤位では必ず帝王切開なの?

そういう病院も多いようです。ただ、お尻は頭に次いで大きい場所なので、殿位の場合は経膣分娩が可能です。
でも、赤ちゃんが小さい場合などは、お尻がそれほど大きくないので危険な場合があります。うまく出産できる場合も多いのですが、リスクは高くなります。 お尻が大きな赤ちゃんでも、頭が最後に出ることには変わりなく、分娩が長引くほど低酸素状態に陥りやすくなります。
殿位ではない体勢の場合はたいてい帝王切開です。手や足といった小さい部分が先に出てしまい、破水、臍帯(へその緒)が出てしまった、などといったことになったら、赤ちゃんの命は危ういです。
私は第1子が足位だったのですが、主治医に「破水したらすぐ!すぐ来てよ!!」と何度も言われました。

 

いつ帝王切開するの?

医師の判断によりますが、

◇胎児が充分発育して、子宮の外に出ても支障がないぐらいになっていること
◇陣痛や破水が起こってしまうと危険なので、それらが来る前であること

といった要因を考え、多少前後しますが37〜38週ぐらいが一般的なようです。私も38週でした。
もちろん予定帝王切開ですから、あらかじめ出産日が決まっています。

 

 

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