みなさんは、お盆をどうお過ごしでしたか?
私は、なんだか怒濤のお盆でした。
私はなんと! 流産をしてしまいました(T_T) もーびっくり。
以降は私の覚え書きみたいなものだから、いつもに増して読む必要ないですよ、みなさん。しかも、長い! 長い! 長すぎる!
妊娠の兆候はあって、基礎体温も高温続きだし、検査薬も+判定だったし、その割につわりもほとんどなくって、もー、いいことずくめ!!! って思ってたのね。
順調そうだから、病院に行くのはお盆の後でいいかー、診察代も高いし、なんて悠長に構えてた私。
と・こ・ろ・がっ!
前述の花火に行った次の日(8/11)、少量の出血。でも、量もちょびっとだし、色もくすんでるし、おとなしくしてればいいかなーとその日は様子見。
次の日から4日間は、珍しくLeikの会社がまともな連休をくれたので、うち3日ほどは、Leikの実家にお世話になる予定だったんだけど、出血が少し増えてたので、里帰りの前に病院へ。
めその時からお世話になっている病院は、いつもより少し人が多いなーと思ったら、次の日からお盆休みって書いてある! あー、今日やっててよかったーと思いつつ、知らないお兄ちゃんとはしゃぎまくるめそをなだめながら診察を待つ。
診察台に上がって、「うん、妊娠してるねぇ。・・・あれっ、出血してるじゃない。」「そうなんです、昨日から・・・」みたいな会話の後で、診察台を降り、先生に超音波写真を見せてもらいながらお話。「まだごく初期だねぇ。5週ぐらい。計算だと6週ぐらいなんだけどねぇ」
えっ? 私の計算でも6〜7週ぐらいなんだけど。もしかして育ってない?なんて不安になる。でも、超音波の写り方によって少し大きさも変わってくるか、と思うようにする。
とりあえず、おとなしくして、1週間後にまた診察してもらうことにして、そのままLeikの実家へ向かうことに。
Leikの実家までは、早くて30分、大小の海水浴場がいくつか近いので、夏の時期だと渋滞して1時間30分ぐらいかかることも。それでも1時間ぐらいで行けたのかな?
私は普段からなーんにもしない嫁なんだけど、今回は口実があるのでいつもに増してなーんにもせずにゴロゴロを決め込んで、ダンナの実家でものーんびり。
めそは滞在中2回ほど、Leikと海へ遊びに行ったよ。「海水浴場」っていうようなところじゃないけど、すぐ近所に穴場的な砂浜があるので、そこで水遊び。水着のまま行ったり来たりできる近さってすばらしい!
で、私はというと、なんだかだんだん出血が多くなってくる。うひ〜。
私のイメージする「流産」は、あまり前ぶれなく、サラサラとした鮮血が流れ出てくるっていうもの。実際、めその時にやった切迫流産はこんな感じだった。
だから、そうサラサラもしてない出血なので、あんまり重篤でもないんじゃないかな?と楽観視しつつも、怖いのでなるべく寝てる。
次の日(8/13)も、朝から出血がまた増え、少しおなかも痛くなって、心配で病院に電話する。看護婦さんは、要約すると「寝てなさい」みたいなことを言って、「また出血が多くなったりおなかが痛くなったら電話してね」と締めくくる。うーん、もうちょっと何か言ってよーって感じだったけど、もっともなので寝てる。
その間、車でめそと遊びに行こうとしたLeikが親の車にぶつけるというハプニング。まだ新車なのに〜と嘆くも、「被害は身内の車だけだったし、これで悪いことはこっちに行ったから、きっと赤ちゃんは大丈夫」なんて考えるようにしたりもする。
午後、出血もまた増し、おなかの痛さは生理痛最高潮よりも少し痛い感じになって、いよいよ「これはヤバイ!」と自覚。お義母さんに病院に電話してもらうと、「休みながらでいいからゆっくり来て」と言われ、痛みの合間を縫ってしたく。
・・・考えてみたら、そのときの痛みって、ミニ陣痛みたいなものだったんだと思う。わかりにくいけど波のようなものもあったし。
出かける前にトイレに行こうと思って座ったとき、出血と共に固まりみたいなものも出てきて・・・
内心パニックになりながら、とにかく病院へ!と、車に乗り込む私とLeik。
病院へは、40分ぐらいで着いたのかなぁ? お盆休み中だったから、先生もお出かけ中で、私たちが病院に到着したすぐ後に、先生が車で帰ってくるのが見えた。
最初に応対してくれた看護婦さんは、めそを産んだときにお世話になった、注射のメチャメチャ上手なYさん。その笑顔にちょっとだけ落ち着いたんだけど・・・。
診察してもらうと、結果は悪い予想的中。さっき出た固まりってのが、やっぱり赤ちゃんの袋だったみたい。
「ごはんたべた?」
突然の質問に、意図もわからず、「はぁ・・・2時ぐらいに2口3口ぐらい・・・」とこたえると、先生は時計を見つつ、「じゃあ、処置は7時ぐらいになるねぇ」
そうか、流産したら、後処置しないといけないんだっけ。子宮内をキレイにするの。これをしないと、残留物から感染症を起こしたりして、次の妊娠に影響したりするらしい、という知識はあったので、流れてしまったモノは仕方がないから処置をしてもらうことに。
「処置は2,3分で終わる簡単なものだけど、痛みを伴うので麻酔を使うからね。7時ぐらいに処置をして、だいたい9時ぐらいには帰れるんじゃないかな?」
・・・え? 今日帰れるの??
「ゆっくり休みたかったら泊まっていってくれてもいいよ」
いえいえ、では帰ります。Leikも迎えに来てくれると言うし。
で、麻酔の種類は? 帝王切開の時に経験した、背中から入れる部分麻酔は勘弁よ。
「静脈から入れる全身麻酔よ。」と看護婦さん。
おー、全身麻酔か、初体験。そりゃ、危険もあるけど、訳わかんないうちにやってもらえるのは嬉しい。
でも、全身麻酔で日帰り入院? なんだかすごい。
夜までは病室で休んでたんだけど、聞きつけた私の両親が様子を見に来てくれて、だいぶ暇つぶしになったかな。
母は、流産を3回経験していて、自分の体験をいろいろ語ってくれた。今から私がやる後処置を、麻酔なしで、しかも新米医師に、「面倒だなぁ」などと言われながらやられたの!と、なんだかすごい体験。やっぱり麻酔がないとすごく痛いらしい。私は麻酔ありでよかったー。
おなかはそんなにすかなかったけど、ちょっと喉が渇いてしんどいなーと思いつつ過ごした数時間後、まだ7時前だったけど、看護婦さんが、そろそろ手術室へ、と呼びに来てくれた。
手術台の上に上がらされ、まずは左手に点滴。「これはもう麻酔薬?」「ううん、まだよ」「じゃあ、ブドウ糖とか?」「そうそう」
次に右手に血圧計と、なんだか黒いものを巻かれる。「これはなんですか?」「これは脈を計るものよ」
「ちょっと失礼」と、鼻に何かズボッと入れられる。「・・・これは?」「これは、呼吸数を見るものなの」・・・口呼吸してたらわからないのでは?と思ったけど、それは何となく訊けなかった私。
それから右手の親指に何か挟まれる。これは訊けなかったけど、酸素量を見るもの?
そうこうするうちに、準備も終わり、先生入室。
「Tさんと知り合いだったの?」開口一番に言う先生。保険の代理店をやっているTさんは私の叔母さん。さっき保険のことでちょっと電話をしたんだけど、そしたら「そこの先生とは友達だから、電話しといたげる」って言ってて、本当に電話してくれたんだね。「はい、私、姪なんですよー」などと答える私。
さて、先生が入ってきたので麻酔を入れる。これが痛い! 入ってくる左手が痛い! もちろん、すぐにわからなくなるんだろうけど、「痛いです」と言うと、先生、「この麻酔、しみるんだよねー」と朗らかに答えてくださった。
で、それが手術前の最後の記憶。
目が覚めると、病室に。術後の点滴も終わり、看護婦さんが外してくれた直後だったみたい。その後もウトウトして、午後8時30分過ぎにようやくだんだん頭がはっきりしてきたって感じ。
まだかなーと思ってた9時半頃、看護婦さんに簡単な後処置をしてもらって、迎えに来てくれていたLeikと帰宅。やっぱりその日は麻酔の影響か、手術の疲れか、フラフラしっぱなし。でも、シャワーも浴びれたのよ。
Leikの里帰りは1日延ばしてゆっくりお世話になってたんだけど、次の日からとにかく眠い! 疲れてるのかなー。朝はいつもより30分以上遅く起きて、午前中に昼寝、午後にも昼寝、夜が来たらまた寝るって感じ(笑) もともと3年寝太郎な傾向のある私だけど、寝ても寝ても眠いっていうのは我ながらすごい! 母親に聞いたら、彼女も眠かったって言うから、流産のあとってそんななのかも。ホルモンバランス崩れるしね。
さて、流産から数日たって、だいぶ落ち着いたかな。Leikが連休でホントによかった。助かります(^^;)
ちなみに、私独自で算出した予定日は4月1日でした。今年度中に生まれれば、めそとはちょうど3学年違いで、私の理想だったの。兄弟並んで受験勉強(笑) ま、それは叶わないけど、また早めに子どもが欲しいな〜。
あ、めそが留年や浪人したら並んで受験勉強になるね(爆)
一部、「妊娠したかも」って言ってしまった友人方には心配をかけちゃって申し訳なかったな。
さすがに今回はヘコんだけど、流産後ってできやすいって言うし、またがんばるぞっ!
上へ
|