VBAC(帝王切開後の経膣分娩)失敗で子宮破裂、胎児仮死を経験した記録です。陣痛が来て、手術の準備も始まりました。

1.VBACとは(豆知識)
 
2.陣痛が来るまで
 
3.陣痛が来てから
 
4.手術決定!
 
5.手術
 
6.手術を終えてから
 
7.手術後の経過 8.手術を終えて思うこと 9.用語解説

 

 

3.陣痛が来てから


そうこうしているうちに、なんだか張り&痛みが規則的になってくる。
結構痛いので、何分間隔とか計る気はなかったけど。

陣痛って、前駆陣痛とは明らかに違う、って聞いていたんだけど、私の場合、気づいたら前駆陣痛が本陣痛になっちゃったって感じ。こういうのもアリ〜?



陣痛室には先客がいて、私よりも痛そう。看護師さんが、「今8センチぐらいかな? ここからが勝負よ。がんばって」なんて言ってる。

私の子宮口も見てもらったら、なんとすでに4,5センチ! 思ったより早い。これはうまく産めるかも。

とか思ってたら、だんだん痛みが強くなってきた。
この時点で5時前ぐらいだったかな〜? 
痛みが来るたびに、つい声が出てしまう。

う〜ん、やっぱり陣痛って痛いんだな〜、とか考える。Leikが付き添ってくれてたので、手を握らせてもらう。



だんだん強まる痛みと闘っているうちに、1分1分が長く感じられるようになってくる。
とにかく痛い!

「ふ〜〜って、長く息を吐いてね。目はつぶらないで、声も出さないようにしてみて」なんて看護師さんに言われたけど、頑張ってそうできるときとできないときとが出てくる。
だんだん「ふ〜っ」と声に出して言うように。



隣の人が、ついに分娩台の方に移動した。

次は私の番かぁ。かなり痛い。
もう体勢を変えられないぐらい。

これからもっと痛くなるのかなぁ? 早く子宮口が全開になってくれないかしら。

あれっ、なんだか陣痛の合間も痛い気がする。

陣痛の合間は無痛になるって聞いてたけど、そうでもないのかなぁ?

それとも、痛い「気」がするだけ?



もう汗びっしょり。
あんまり痛いので、ナースコールする。

「今5センチぐらいだね」の言葉に、「え〜? まだ5センチ!?」と心の中で思う。

痛みの間は力を抜いて、と言われるけど、うまくできない。



念のため、ということで、手術の準備も始まる。

着替えと浣腸はもう済んでいたので、剃毛と導尿と点滴。
痛くて剃毛されるのも大変。

点滴は、看護師さんの中で一番上手、と私が思っているYさん。
ぶっとくて長い針を持ってる。左手に刺さったんだけど、うまく入っていかない。
「ごめんね〜、反対にしてみるよ」とのことで、右手にチェンジ。うまく入った。



だんだん痛みでパニック状態になってくる。

陣痛って、かなり痛いけど絶対乗り越えられる痛みだって聞いていたから、私だってガンバらねばっ、とは思うものの、正直、「こんなに痛いんなら切った方がマシかも」とも思えてくる。

もう痛みでほとんど叫びの「ふ〜っ!」は、きっと部屋の外まで聞こえてただろうな〜(^^;) 

結局会社には断りを入れてくれたLeikにあとで聞いたんだけど、握られていた指は紫色になってたそうな(^^;)

 

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