VBAC(帝王切開後の経膣分娩)失敗で子宮破裂、胎児仮死を経験した記録です。手術後の感想。
1.VBACとは(豆知識) |
2.陣痛が来るまで |
3.陣痛が来てから |
4.手術決定! |
5.手術 |
6.手術を終えてから |
7.手術後の経過 | 8.手術を終えて思うこと | 9.用語解説 |
8.手術を終えて思うこと
そりゃ、子宮破裂なんて滅多にあることじゃないから不運だったと思うけど、一応母子ともに元気に退院できたもんね。
出産前日と前々日は、外来は代診の先生が来ていた。 だから、もし、代診の先生の時だったら・・・ もし、最初に受診した時に家に帰っていたら・・・ もし、陣痛〜手術が夜中でスタッフがいなかったら・・・ もし、血管確保や剃毛など、手術も行えるような準備をしていなかったら・・・ もし、先生の判断が遅かったら・・・ もし、他の病院が診察で混む時間帯で、応援の先生が間に合わなかったら・・・ もし、出血量が多かったら・・・
手遅れになる前に処置が行えたこと、 NICUのある病院が近く、他の病院の先生方がすぐ来てくれたこと、 自然分娩と帝王切開のダブルセット(と言っても麻酔医も小児科医もいなかったけれど)だったこと、 陣痛室と手術室がすぐ隣だったこと、などなど、いろんな要素が幸運だったと思う。
前回の帝王切開で切った傷が恥骨のあたりに横たわってるんだけど、そこと、あとは縦にもパックリだったらしい。 だから私の子宮の傷は逆L字型みたいな形をしていると思われる。 裂け目は膀胱まで達していなかったし、おなかを切ったのは、裂けてからそんなに時間が経ってない時だったから、そんなに重篤にならなくて済んだらしい。 ひどいと命に関わるし、そうでなくても子宮取っちゃわないとならなくなるって聞いてたから、かなりマシかな・・・。 赤ちゃんの方は、臍帯血から検査した結果、少しは酸素が通っていたので完全に無酸素状態というのにはならなかったみたい。 そういえば、結構太いおへそだった。 自分の胎盤を見る、という野望は今回も達成できなかったけど(^^;) ちなみに、私にはNICUイコールみんな保育器、というイメージがあったんだけど、保育器からは11月6日(生後7日)に出られ、その後は面会に行くと直接母乳もあげられて良かった〜。
ある時から(たぶんおなかの上の方が痛くてたまらなかった頃だと思う)下がっていたはずの胎児が上に上がってきていた(回転したんじゃなくて、全体的に上に持ち上がったって感じかな?)こと、 私の痛みが強かったこと、出血があったことなどから、「こりゃまずい!」となったんだそう。 検診の時に説明を受けてもらったVBACの紙には、「子宮破裂は当院ではまだ一例も発生していません」とあったので、「私が一例目ですか?」と先生に訊いたら「そう!」と思いっきり肯定されてしまった・・・(^^;)
入院中、私のところに来る看護師さんがみんな「大変だったねぇ」と声をかけてくれた。 「痛かったでしょ?」と訊かれ、 「はい。でも陣痛の痛みって経験がなかったから、みんなこんなに痛いのかしら? って思っちゃって・・・」なんて答えると、 「我慢強いのねぇ」とか言われまくった。 う〜ん、やっぱり痛すぎたのか。痛みには弱い方なんだけどなぁ、私。 「もう帝王切開にして〜」と思った心の叫びは、単に私が根性ナシなだけじゃなかったのね(^^;)
だから、実際起こった時には「まさか」と同時に「やっぱり」とも思ったし、緊急手術に入った時には、赤ちゃんは死んじゃうのかしら? 私もヤバイのかな? と思ったと同時に、妙な自信もあって、大丈夫、と思ってたら本当に大丈夫だったのは幸いかな。
陣痛は乗り越えられる痛みだ、という噂は本当だと思います。 もう耐えられないという痛みが襲ってきたらそれは何かおかしいんです。我慢しないで早めに訴えましょう(^^;) 帝王切開と自然分娩、やっぱり帝王切開の方が大変だと思います。 自然分娩した訳じゃないので憶測に過ぎないかもしれないけど、少なくとも順調に陣痛が来てた頃の痛みを思うとそんな気がします。 もちろん、普通分娩でも大変な思いをした人は多いでしょうが。 後陣痛は分娩方法に関わらず痛いけれど、回復力などは帝王切開の比じゃないしね。
私は個人病院で、総合病院も比較的近かったから良かったけど、やっぱりこれは考えが甘く、運が良かっただけだと思うので、勧めるなら施設の整った総合病院で挑戦して欲しいな。 |
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