VBAC(帝王切開後の経膣分娩)失敗で子宮破裂、胎児仮死を経験した記録です。痛みと出血、胎児心拍低下で緊急手術決定! 

1.VBACとは(豆知識)
 
2.陣痛が来るまで
 
3.陣痛が来てから
 
4.手術決定!
 
5.手術
 
6.手術を終えてから
 
7.手術後の経過 8.手術を終えて思うこと 9.用語解説

 

 

4.手術決定!


先生のチェックも何度か入る。

Leikに「グラフのここのトコがこうだといいんだけど、こうなっちゃうと、もう切らなきゃならない」とかなんとか言ってるのが聞こえるけど、私はそれどころじゃない。

あとで聞いたら、胎児の心拍が低下したり回復したりしてたそう。

陣痛は、機械で見ると規則的に来ていたらしいけど、もうず〜っと痛い。



看護師さんに、「ここ痛い?」と、前回の帝王切開で切ったらしいところを示すが、すでにどこが痛いのかよく分からない。

なんだかおなかの上の方(普通なら胃があるあたり)も痛くなってきて、力を抜きたいけど抜けない。

1分でも痛みが遠のけば力が抜けて少し楽になるんじゃないかと思ったけど、もう痛みはず〜っと襲ってきている。

もう切るなら早く切って〜! って感じ。

耐えられない。

痛みで気絶できたらいいのに、なんて考える。



先生が来て、「ここ痛い?」と子宮の傷のあたりを再び示される。

全部痛くてどこが痛いかよく分からないけど、きっとここも痛いと思う、なんて曖昧な答えをしたら、

「切ろう。今切ろう。すぐ準備して!」と先生が看護師さんたちに指示し始めた。

そういえば、内診の時に何か流れる感覚があったけど、もしかして出血?

「市立病院に電話して! あとM先生にも! すぐ来てもらって!」
なんて声を聞きながら、

もしかして子宮破裂なのかしら、赤ちゃんは大丈夫? それにしても、あともう少しで麻酔をしてもらって、痛みから解放されるんだ〜

とか思う。

そういえば、さっき分娩台に行った彼女はもう産めたのかしら? 手術台は分娩台の隣。同室なのだ。重なったらどうするんだろう? なんて、いらん心配もしてみたり。

「さっきの人は部屋に移動させて!」なんて声が聞こえてきて、あ〜、無事に先に産めて良かったな〜、なんて思ってみたり。



痛みで叫びまくってる中でも、結構周りの雰囲気は伝わってくる。

看護師さんたちがバタバタと慌ただしく動いている。

「今から手術台に行くけれど、歩ける?」と訊かれる。

とてもじゃないけど痛みをこらえるのも難しいこの状況じゃ無理。

「できない〜」と言うと、Yさんが、「じゃあ、私につかまって。みんなで運ぶから」。

・・・って、ストレッチャーじゃなくて、抱えられて? そう、抱えられて(笑)。
何人かの看護師さんに抱えられ、手術台へ。陣痛室のすぐ隣で良かった〜。

 

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